『月と六ペンス』 モーム(著)、土屋政雄(訳) -光文社-

非常に面白かった。
この「月と六ペンス」は、画家、ポール・ゴーギャンをモデルとしている。
始まりは、だらだらとした雰囲気で、「外したか...」と思わせたが、すぐにのめり込んだ。
平穏な生活、家族を突然捨て、「絵を描くことにした」ストリックランド。
ストリックランド婦人を通して、ストリックランドに関わる事となった「私」。
「私」と「ストリックランド」の距離感が好ましく、これを保ち続けているのが良かった。
自分の「美」を追求するストリックランド。
その、ストリックランドの凄まじさ。
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今日の言葉: おいおい、君にどう思われようと、おれがなぜ気にすると思うんだ
おいおい、君にどう思われようと、おれがなぜ気にすると思うんだ
※「月と六ペンス」モーム