『となり町戦争』 三崎 亜記 (集英社文庫)

総合 8点(10点満点)
買ってから知ったのですが、映画化されているようですね。
ある日突然、越してきて間もない自分の住んでる町が、隣の町と戦争を始める...というおはなし。
コミカルタッチなのかと想像したが、重い内容。
#町の役場が、あくまで役所仕事として戦争を遂行していくところがコミカルと言えばコミカルにも思える。
町の間で戦争をすること以外は、まったく今の私たちの日常と変わらない日常。
銃声も聞こえず、戦場らしいものも見ることが出来ず、まったく現実味なく行われていく戦争。しかし町の広報では戦死者数は確実に増えていく。そして主人公のもとに、偵察業務への徴収礼状のようなものが届く...。
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