『眼』 岡本太郎(著)、岡本敏子(編) -チクマ秀版社-

その人の本を読むと、なんか元気になる..という本がある。
岡本太郎の本は、まさにこれで、読むと無性にうれしく元気になってくる。
このポジティブな気分を持続させたいと願うのだが、これがなかなか難しい。
また読めば良いだけの事かもしれないが、他の読みたい本も多く、それはそれで難しい。
この「眼」、
字が大きく、ページ数は少ない。
毎日通勤電車で読んでいたが、それでも読み終えるのにだいぶ時間がかかってしまった。
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『今日の芸術―時代を創造するものは誰か』岡本太郎(著) - 光文社文庫

岡本太郎氏が序章で述べている以下の文が、この本が何であるのかを良く表している。
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私はこの本を、古い日本の不明朗な雰囲気をひっくり返し、創造的な今日の文化を打ち立てるポイントにしたいと思います。
芸術を中心に話を進めてゆきますが、問題は、けっして芸術にとどまるものではなく、我々の生活全体、その根本にあるのです。だから、むしろ芸術などに無関心な人にこそ、ますます読んでいただきたい。
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『自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか』岡本太郎(著) -青春文庫-

ちょっとタイトルはどぎつく感じてしまう人もいるかもしれないが、誰が読んでも面白いと思う。
わがままな私は、人生論的な本や、説教臭い本は好きじゃない。
「大きなお世話だからほっといてくれ!」
と思ってしまう。
でも時々、「これは良いなー」と思う本があり、この本はそういう本。
これを読んだら、岡本太郎氏の有名なこの言葉を理解できると思う。
「芸術は爆発だ!」
これだけで”もうけ物”だと思う。