『ぶっかけめしの午後』 椎名誠(著) ―文春文庫―
読み始めてすぐ、
「あれ!?..あれぇ~? あれあれぇぇ~~?」
と思ってしまったのは、今回の椎名さんはずいぶん後ろ向き思考なところ。
あれぇ~?こんな人だったっけ?
歳とって少し変わったのかなー...?
と思っていたら、「文庫版あとがき」によるとご本人自身3年ぶりに読み返して、「ウックツした話が多い」と思ったようだ。
それで「まぁニンゲンだからいろいろな山だの谷だの越えていく過程がある」と言うことらしい。
読者側の勝手に思う「椎名さんの本」の需要としては、「自身がウックツしそうな時に読む気晴らし本」のあたりだと思っているので、そのあたりの私の勝手な希望のところも、できれば少し配慮して頂きたいところだ。
まぁそのようなウックツ状態は最初の数章だけだったので助かりましたが..
「あれ!?..あれぇ~? あれあれぇぇ~~?」
と思ってしまったのは、今回の椎名さんはずいぶん後ろ向き思考なところ。
あれぇ~?こんな人だったっけ?
歳とって少し変わったのかなー...?
と思っていたら、「文庫版あとがき」によるとご本人自身3年ぶりに読み返して、「ウックツした話が多い」と思ったようだ。
それで「まぁニンゲンだからいろいろな山だの谷だの越えていく過程がある」と言うことらしい。
読者側の勝手に思う「椎名さんの本」の需要としては、「自身がウックツしそうな時に読む気晴らし本」のあたりだと思っているので、そのあたりの私の勝手な希望のところも、できれば少し配慮して頂きたいところだ。
まぁそのようなウックツ状態は最初の数章だけだったので助かりましたが..
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『大きな約束』 椎名誠(著) -集英社-

残念だったのは、この本で初めて知ったのですが、既に写真家の高橋昇さんが亡くなっていた事。
帯には「岳物語から25年...」とあった。
息子さんを題材にした「岳物語」であったが、「大きな約束」では岳君が結婚して孫まで出来ていた。
たびたび出てくる、孫の風太君との電話での会話の様子がいい。
考えたら「岳物語」を読んだ私は二十代半ばだった。今は四十代のちょうど真ん中で私にも息子が二人できた。
『かえっていく場所』 椎名 誠 (集英社文庫)

ここしばらく椎名作品は読んでいなかったけど、以前は気分転換にちょうど良く、よく読んでいた。
解説で書いてあったが「岳物語」が1985年の出版らしく、そしてこの本の単行本が2003年の出版であるとの事だった。この「かえっていく場所」を読んだのは実際に書かれた時間から少し遅れたが、大体椎名作品をリアルタイムで読んできたので、椎名作品の20年間は、私の20年間にも当てはめることが出来る。
そう思いながらこの本を読むと、椎名誠氏や彼の友人たちの相応に歳をとった様子から、自分も歳をとったことを実感してしまうと同時に、しみじみとこの20年間を振り返ることが出来た。