コッフェルで美味しいご飯を炊く方法 「グツグツ法」&「クンクン法」
突然ですが、今回はコッフェル炊飯です。
もちろんこの方法は鍋でご飯を炊くときにも使えます。
コッフェルで美味しいご飯を炊くには「グツグツ法」と「クンクン法」を併用することで失敗なく、美味しく炊けます。
※ グツグツ法、クンクン法というのは、私が勝手に名前をつけました。
本題の前に、まずは水の量。
これは簡単で、飯盒の場合と同じように米の高さの2倍。
つまり、米の高さがコッフェルの底から1cmなら、水はコッフェルの底から2cm。米が5cmなら水は10cm。
これはだいたいで良いのだが、少なくなってしまうより、多い方が良い。
どうせ多すぎる分は吹きこぼれるので。
米を研いだら、そのまますぐ火にかけても良いが、時間があれば15分くらい置いておく。
一人分だけ炊くときは、最近のキャンプ・ストーブは火力が強いので、高火力ストーブなら、全開にしないほうが良い。
2/3くらいの火力でいいと思う。
やがて湯気を噴出し始め、ふたの隙間から大きな泡が出てきて、ボトボトと吹きこぼれがストーブを汚し始める。
さてここからが本番。
吹きこぼれが始まったら、少し火力を落とす。
このとき吹きこぼれが止まってしまうと、落としすぎ。
火力を少し落とすのは、十分な沸騰状態は保ちつつも、コッフェルの中の水が早く蒸発しすぎるのを防ぐため。
この状態で一度、ライターでも何でも良いが硬いものでコッフェルの蓋を触ってみる。
適当なものがなければ、爪を直接当てても良い。
すると中でグツグツ言っている振動が伝わってくる。
やがて、だんだん吹きこぼれがなくなって、ふたの隙間から湯気が元気に出ている。
再度振動を見てみると、さっきより弱まっているのがわかる。
湯気の量が減っていくのにあわせて、火力も比例的に徐々に落としていく。
このグツグツがなくなった時が炊き上がりだ。(グツグツ法)
しかしこの炊き上がりの瞬間がなかなかわかりにくい。
グツグツが止まったような、まだ言っている様な...触る場所によっても違うような...。
という事になってしまう。
そこで活躍するのが、私が経験により編み出した「クンクン法」。
(と、大げさに言ってみたが私が知らなかっただけで、皆、同じようなことはやっているのだと思うけど...)
とりあえずグツグツ言っている段階から、湯気に鼻を近づけてにおいを嗅ぐ。
ご飯の炊ける良いにおいがするはずだ。
そして手でグツグツが感じられなくなってきたら、ここからはクンクン法でしかタイミングを測れない領域。
この段階では湯気もかなり減って、それにあわせて火力も極トロ火になっているはずだ。
湯気やコッフェルの周りのにおいをクンクン嗅ぐ。
目的は焦げくさいにおいを嗅ぎ当てる事。
極トロ火のまま、クンクンクンクン、コッフェルの周囲を嗅ぎ続ける。
するとある瞬間に、焦げくさいにおいが!
これが出来上がりのタイミング。
「焦げ臭いにおいがしてからでは遅いのではないか?」と思われるかもしれないが、心配御無用。
コッフェルの底にあたる部分のご飯が、ほんの少しだけ茶色になる程度で、まったく焦げていません。
ちなみにコッフェルや鍋や飯盒を逆さまにする必要はない。
逆さまにしても炊き上がりに何も違いを感じないし、大きな危険が2つあるからだ。
1つは、万が一、コッフェルにまだ熱湯が残っていた場合、火傷をするかもしれない危険。
もう一つは、こちらの方がより深刻なのだが、せっかく炊いたご飯を、地面にぶちまけてしまうかもしれない危険。
この時のやり場のない、やるせない気持ちは、グループの場合だと、一緒にいる友人との間に摩擦を生むかもしれない。
チタン・コッフェルでは試したことがないので悪しからず。
想像ではチタンだと熱伝導が悪いので、早い段階から、つまりまだ炊き上がっていない段階から火のあたる部分だけ焦げ始めるのではないかと思う。
2008/8/18追記:
チタン・コッフェルで炊いてみました。
そのときの様子を写真付で紹介
「チタンコッフェルでおいしいご飯が炊けるか実験」
もちろんこの方法は鍋でご飯を炊くときにも使えます。
コッフェルで美味しいご飯を炊くには「グツグツ法」と「クンクン法」を併用することで失敗なく、美味しく炊けます。
※ グツグツ法、クンクン法というのは、私が勝手に名前をつけました。
本題の前に、まずは水の量。
これは簡単で、飯盒の場合と同じように米の高さの2倍。
つまり、米の高さがコッフェルの底から1cmなら、水はコッフェルの底から2cm。米が5cmなら水は10cm。
これはだいたいで良いのだが、少なくなってしまうより、多い方が良い。
どうせ多すぎる分は吹きこぼれるので。
米を研いだら、そのまますぐ火にかけても良いが、時間があれば15分くらい置いておく。
一人分だけ炊くときは、最近のキャンプ・ストーブは火力が強いので、高火力ストーブなら、全開にしないほうが良い。
2/3くらいの火力でいいと思う。
やがて湯気を噴出し始め、ふたの隙間から大きな泡が出てきて、ボトボトと吹きこぼれがストーブを汚し始める。
さてここからが本番。
吹きこぼれが始まったら、少し火力を落とす。
このとき吹きこぼれが止まってしまうと、落としすぎ。
火力を少し落とすのは、十分な沸騰状態は保ちつつも、コッフェルの中の水が早く蒸発しすぎるのを防ぐため。
この状態で一度、ライターでも何でも良いが硬いものでコッフェルの蓋を触ってみる。
適当なものがなければ、爪を直接当てても良い。
すると中でグツグツ言っている振動が伝わってくる。
やがて、だんだん吹きこぼれがなくなって、ふたの隙間から湯気が元気に出ている。
再度振動を見てみると、さっきより弱まっているのがわかる。
湯気の量が減っていくのにあわせて、火力も比例的に徐々に落としていく。
このグツグツがなくなった時が炊き上がりだ。(グツグツ法)
しかしこの炊き上がりの瞬間がなかなかわかりにくい。
グツグツが止まったような、まだ言っている様な...触る場所によっても違うような...。
という事になってしまう。
そこで活躍するのが、私が経験により編み出した「クンクン法」。
(と、大げさに言ってみたが私が知らなかっただけで、皆、同じようなことはやっているのだと思うけど...)
とりあえずグツグツ言っている段階から、湯気に鼻を近づけてにおいを嗅ぐ。
ご飯の炊ける良いにおいがするはずだ。
そして手でグツグツが感じられなくなってきたら、ここからはクンクン法でしかタイミングを測れない領域。
この段階では湯気もかなり減って、それにあわせて火力も極トロ火になっているはずだ。
湯気やコッフェルの周りのにおいをクンクン嗅ぐ。
目的は焦げくさいにおいを嗅ぎ当てる事。
極トロ火のまま、クンクンクンクン、コッフェルの周囲を嗅ぎ続ける。
するとある瞬間に、焦げくさいにおいが!
これが出来上がりのタイミング。
「焦げ臭いにおいがしてからでは遅いのではないか?」と思われるかもしれないが、心配御無用。
コッフェルの底にあたる部分のご飯が、ほんの少しだけ茶色になる程度で、まったく焦げていません。
ちなみにコッフェルや鍋や飯盒を逆さまにする必要はない。
逆さまにしても炊き上がりに何も違いを感じないし、大きな危険が2つあるからだ。
1つは、万が一、コッフェルにまだ熱湯が残っていた場合、火傷をするかもしれない危険。
もう一つは、こちらの方がより深刻なのだが、せっかく炊いたご飯を、地面にぶちまけてしまうかもしれない危険。
この時のやり場のない、やるせない気持ちは、グループの場合だと、一緒にいる友人との間に摩擦を生むかもしれない。
チタン・コッフェルでは試したことがないので悪しからず。
想像ではチタンだと熱伝導が悪いので、早い段階から、つまりまだ炊き上がっていない段階から火のあたる部分だけ焦げ始めるのではないかと思う。
2008/8/18追記:
チタン・コッフェルで炊いてみました。
そのときの様子を写真付で紹介
「チタンコッフェルでおいしいご飯が炊けるか実験」
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