-余興として-

何年も続くリストラの嵐の中で息を殺していたら、知らないところでごっそりとドナドナされる事になっていた．．．

色々と気になる事はあるが、考えてもどうにもならないので、とりあえずは何も考えないでおこう。


と、ここで話は変わるが、

この「ドナドナ」、小学校で習う、多分誰もが歌える有名な（？）うた。
※ 因みに私の世代は一度も「君が代」を習っていないので、ほとんどの者が「君が代」は歌えない。

小学６年の最後の音楽の時間、音楽の先生が、

「今日で最後なので皆さんの好きな歌を言ってください。テレビ漫画の主題歌でも何でもいいので、それを皆で歌いましょう」

といわれて、皆でリクエストして歌ったのが、この「ドナドナ」だった。
その時、皆とドナドナを歌いながら、音楽の先生は泣いておられた。


曰く

「いつも聴きたくも無い音楽を聴かし、歌いたくもない歌を歌わしてきたので、最後くらい皆さんの好きな歌を歌わしてあげたいと思いました。きっとテレビ漫画の主題歌だろうなと思っていましたが、まさか皆さんがドナドナを選んでくれるとは思わなかった。本当にうれしい．．．」

と、声を詰まらせながら話されていました。


私は、子供ながらに「そ～やろな～」と思った。
と言うのも私（たち？）の音楽の時間の授業態度はかなり酷かった。

音楽の授業で一番いやだったのは「音楽感想文」。

それで大体いつも同じような感想を書いていたのだが、時際に書いて覚えているのは

　「チ○ポがかゆくなった」

この一行だけ。
因みに音楽の先生は２０代前半の若い女の先生だった。

なぜかその時、クラスでこの種の回答が流行っていた。
それで男子児童の音楽感想は、だいたいが「その音楽を聴いて自分のチ○ポがどうなったか？」というものだった。

※ 返却された感想文が母親に見つかってしまい、かなりひどく、こっぴどく怒られた。

いつもそのような調子だったので、先生はかなり対応に苦労していたのだと思う。

それで、先生が最後に上のように述べられた時、ちょっと反省した。



その罰が当たったのか、中学では３年間、音楽は怖い男の先生だった。